「退職したら収入は減る」──そう信じていた時期がありました。
けれど、退職から2年たった今、私は現役時代の収入をFX収益が上回ろうとしているところにいます。
もちろん、これは運ではありません。
投資経験を積み重ねながら、法人を設立して社会保険料を最適化し、
支出を抑えつつ資産収入を増やす“仕組み”を整えた結果です。
この記事では、
退職後のリアルな収入構成と、法人化によって得られた実利(節約・心理的な変化)を具体的に紹介します。
「辞めても大丈夫な人生」を目指す方へ、リアルな一例として参考になれば嬉しいです。
退職後に“現役超え”できた理由
「退職後に収入が減る」と思い込んでいた私が、どうして現役超えを実現できたのか。
結論から言えば、“収入の仕組み”を作ったからです。
収入構成の全体像
現在のポートフォリオは次のとおりです。

- FXスワップ+手動リピート収益:約60%
- 法人からの役員報酬など:約15%
- 現金(貯金):約25%
働かなくても得られる“資産収入”が全体の6割を超えています。
不労所得の比率が上がるにつれ、時間にも心にも余裕が生まれました。
退職後のFX運用戦略|現役時代を超える安定収益へ
退職後に最も大きく伸びたのがFX収入です。
運用の中心は、スワップ+手動リピートのハイブリッド戦略。
大きなリスクを取らずに、コツコツ積み上げてきました。
現役収入を超えた実績
退職前の給与は45万円/月ほど。税金などの控除後の手取りは32万円でした。
そして今年のFX収益(スワップ+確定益)は、月平均でそれを上回るペースになりました。
| 月 | 売買損益 | スワップ | FX収入計(円) |
| 4月 | 488,037 | 309,498 | 797,535 |
| 5月 | 42,375 | 279,666 | 322,041 |
| 6月 | 75,972 | 302,375 | 378,347 |
| 7月 | -658,445 | 1,886,395 | 1,227,950 |
| 8月 | 254,493 | 427,069 | 681,562 |
| 9月 | 91,144 | 414,553 | 505,697 |
| 半年計 | 293,576 | 3,619,556 | 3,913,132 |
| 月平均 | 652,189 |
上半期のFX収入平均は65万円でした。
- 現役時代の基本給 : 45万円
- 退職後のFX月平均: 65万円
大きく勝つのではなく、“負けにくく設計する”ことで、
安定した収益が続いています。
▶︎関連記事:【2025年度上半期】FXで不労所得生活できる?元公務員のチャレンジ|リアル収支公開
スワップ+手動リピートで“半自動化”
スワップ投資は、いわば「利息が毎日貯まる」仕組み。
そこに小さな値動きの波を拾う“手動リピート”を組み合わせています。
ポイントは、
- 大きなポジションを取らず、
- 長期保有でスワップを積み上げ、
- 為替の波をチャンスに変えること。
チャートに張り付く必要はなく、1日10分のチェックで回る半自動投資です。
▶︎関連記事:「スワップ+手動リピート派に最適なFX会社ランキング」
為替リスクを抑えるシンプル戦略
FXにはリスクがありますが、次の3つを徹底することで安定化しています。
- 通貨分散(ZAR・MXN・TRYなどのクロス円通貨とクロス円以外の組み合わせで複数で運用)
- プラス・マイナススワップの調整
- “想定内の含み損”で早めのポジション整理
この仕組みのおかげで、
相場が荒れても「生活を支える資産」として安心して保有できています。
マイクロ法人で社会保険料を最小化する方法
FX収益が増えてくると、次に直面するのが社会保険料の壁。
個人のままでは、所得が増えるほど国保負担も上がってしまいます。
そこで選んだのが、「法人化による最適化」でした。
退職後に直面した“国保の壁”
退職後は共済の任意継続が2年間のみ。
それを過ぎると国保に加入する必要がありますが、
国保は「前年所得ベース」で算出されるため、稼ぐほど負担が重くなる仕組みです。
年収に応じて、社会保険料が急増する現実に直面しました。
法人設立によるコントロール
そこで、夫婦で法人を設立。
役員報酬を必要最低限に設定し、社会保険に加入することで、
国保よりも安く安定的に保険料を抑えることができました。
法人では経費も活用できるため、節税効果も同時に得られます。
✅ 400万円以上の収入があるならマイクロ法人一択!
| 年収(例) | 社会保険料 | ||
|---|---|---|---|
| 国保 | 任意継続 | マイクロ法人 | |
| 200万円 | 約16万円 | 約82.6万円 | 約27.4万円 |
| 400万円 | 約30万円 | 約82.6万円 | 約27.4万円 |
| 800万円 | 約58万円 | 約82.6万円 | 約27.4万円 |
📌 収入が上がるほど、マイクロ法人のコスパが圧倒的!
個人+法人で柔軟な設計が可能に
通常であれば個人収入で稼ぐほど、所得税も社会保険料も増えます。
しかし、
- 個人:投資などの収入
- 法人:事業収入・役員報酬
この二層構造によって、
社会保険料を”最安”で済ませることができます。
”所得を分散しながら、税金・保険料をコントロール”する、という
支出を抑えつつ資産を増やす仕組みが完成しました。
- ▶︎関連記事:退職後の健康保険、最もお得だったのは「マイクロ法人×社会保険」だった!
- ▶︎関連記事:マイクロ法人の作り方と年間コスト

退職後の暮らしと資産設計
“働かなくてもお金が入る”ようになると、
暮らし方そのものが変わります。
お金の「入れ方」と「使い方」をセットで考えることが、
自由を長続きさせる鍵でした。
生活コストを軽くする技術
- 通信費・保険料・光熱費を徹底見直し
- 不要なサブスクを削除
- 「便利さ」よりも「自分らしさ」で選ぶ
こうした積み重ねで、支出が月数万円単位で減少。
“お金を使わずに満足する力”がつきました。
投資・事業・支出をトータルで設計する
投資で“増やす”、法人で“守る”、支出で“減らす”──
この3つを循環させることで、
収入に波があっても暮らしの安定が保たれます。
退職後は「どこで稼ぐか」よりも、
「どう設計するか」が大事だと感じます。
“自分で選ぶ働き方”が自由を生む
- 働く時間も、量も、場所も自分で決められる
- “会社に戻らなくてもいい”という安心感
- 好きな仕事だけを選べる余裕
この心理的な自由こそ、経済的自由の延長線上にありました。

心の余裕が増した理由:退職後の“静かな豊かさ”
お金の自由を得た後、私がいちばん実感したのは“心の余裕”でした。
働き方を変えたら、心と体のバランスまで整っていったのです。
失ったと思っていたものが、別の形で戻ってきた
退職当初は「社会とのつながり」や「やりがい」を失うのではと不安でした。
しかし実際には──
- ジムでの交流で新しい仲間ができ、
- 投資や経営に“戦略的やりがい”を見出せるようになりました。
大きな組織を離れても、人生の充実は作り直せるのです。
お金以上のゆとりが増えた
ストレスが減り、心が穏やかになりました。
人に優しくできるようになり、
“理想の体型に近づく”という副産物まで。
自由とは、「自分で決められること」。
そう実感する日々です。
まとめ:辞めても大丈夫な人生のつくり方へ
退職後に現役収入を超えたのは、特別な才能ではありません。
仕組み化と支出設計によって、自由度を上げた結果です。
- FX+法人化で“働かなくても増える”構造をつくる
- 支出を軽くして“少なくても豊か”に暮らす
- 自分のリズムで働き、心の余裕を取り戻す
これが、私の「辞めても大丈夫な人生の作り方」です。
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