2014年から始まったNISA(少額投資非課税制度)。2024年には制度改良され、積立可能額も増え、非課税保有期間が無期限になりました。
やっとこNISA!資産形成初心者におすすめのお得な制度
国が個人の投資を進めています。非課税という優遇制度は利用した方がお得です!ここでは、NISA気になるけどどうなの、という初心者向けの情報を提供します。
■1|NISAとは
NISA(少額投資非課税制度・ニーサ)は、投資信託や株などへの投資で得られた利益にかかる税金がゼロになるお得な制度です。本来、投資で得られた利益には約20%の税金がかかりますが、「NISA口座」で売買した場合は、非課税になります。
2024年度からは制度改良されました。2024年度以前の制度に対して新NISAと言われています。
国が推奨するお得な資産形成制度NISA! 国のサイトかわいらしくなってますよ。「つみたては、ニーサ」をキャッチに ワニーサというワニさんがアイコンになっています。
■2|NISAのメリットデメリット
■メリット
- 非課税
- 期間無期限:投資期間と非課税期間に制限はありません。※金額は制限あり。
- いつでも売却して引き出し可能
■デメリット
- 元本補償なし
- 運用は自己責任
同じ株取引でも通常運用だと20%取られる税金が、NISA口座であれば非課税! これは大きなメリットです。資産運用の一つにNISA始めたがいいでしょう。やっとこNISA〜!
■3|地銀かネットか
「新NISA」の非課税メリットを受けるには、証券会社や銀行などの金融機関で「新NISA口座」を開設して、その口座で取引する必要があります。ただし、「新NISA口座」は一人につき1口座しか開けません。退職される先輩方は地銀LOVEが多いのですがネット証券もおすすめです。
直接、対面で話を聞きたいわ、という人は地銀
手数料の安さや商品の豊富さでいけば、ネット証券がおすすめ
3−1ネット証券のメリット
メリット
- 金融商品が多く選択肢が増える
- 手数料が低い
- ポイント還元などNISA以外への波及効果が期待できる
デメリット
- 対面説明はない
筆者はもちろんネット証券会社!
■4|徹底比較!おすすめの証券会社
「どの証券会社がいいか比較するのは面倒」という方に向けて、おすすめの証券会社を2つご紹介します。
証券会社名 | SBI証券 | 楽天証券 |
投資信託本数 | 2,575本 | 2,569本 |
手数料無料(ノーロード) | 2,575本 | 2,569本 |
最低積立金額 | 100円 | 100円 |
その他 | VポイントやPontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルなどが貯まる。投信積立は三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」で、最大で決済額の0.5%のポイントが貯まる。 | 投資信託の保有残高が一定の金額を超えるごとに「楽天ポイント」が貯まる。さらに投信積立の際に楽天カードを使うと0.2~1%分、楽天キャッシュを使うと0.5%分の楽天ポイントが付与される。 |
SBI証券では、国内株式売買、海外ETF株式買付、投資信託売買の取引手数料が無料です。そのため、NISAの特徴である非課税のメリットを、最大限に活用できます。
また、三井住友カードと提携しているため、一度設定してしまえばクレジットカードで投資信託を毎月自動で積み立てることが可能。もちろん、Vポイントを貯めることもできます。
筆者は三井住友カードのポイントを貯めたくてSBI証券で運用中です!
コストをかけずにNISAを始めたい方に、おすすめの証券会社です。
楽天グループのサービスを活用している人であれば、楽天カードでのクレカ積立もできるため、資産運用をしながらポイントを貯められます。
さらに、貯めたポイントで商品を買い付けることもできるので、投資初心者の方でも気軽にはじめられるのも魅力の1つです。
■5|成長投資枠とつみたて投資枠どっち?
NISAは、成長投資枠とつみたて投資枠が設けられています。
成長投資枠はまとまったお金で投資できることに対して、つみたて投資枠は、コツコツと一定額を毎月積み立てるものです。
初心者が始めやすいのはつみたてNISA。
その理由
・少額から始められる
・ドルコスト平均法が期待できる
ドルコスト平均法:投資金額・投資頻度を例えば毎月1万円と決めます。そして、1万円で買う商品を決めます。その後は、たんたんと、毎月1万円で買える分だけ自動的に買い続けます。 投資信託の価格(基準価額)が高いときも安いときも、同じ金額分、つまり毎月1万円で買える分だけ買い続ける。すると長期目線でみたときに、全体の平均購入単価を平準化させる効果があり、リスク低減が図れ、安定した運用成果が期待できるとされています。
ドル・コスト平均法で長期間保有することにより、値動きの振れ幅が短期的な投資と比べて小さくなるためリスク低減が図れ、安定した運用成果が期待できるとされています。
為替や株は、上がる時もあれば下がる時もある。乱高下があっても一喜一憂せず、長期間運用して、振り返った時に右肩上がりならば御の字!という考え方ですね。
5−1|つみたてる額はいくらが良い?
■生活費の中から資産運用に割ける金額でまずは始めてみる
財形貯蓄のイメージで例えば1万円と決めて毎月給与からNISAに回していくのもアリです。
積立NISAの良いところは少額でも始められるところです。
■投資の目的から逆算して決める
あなたの投資の目的はなんですか。老後資金や教育資金、住宅資金など人によってさまざまです。しっかりとした目的が決まれば、自ずと積み立てる額が決まります。
投資の目的と目標金額と運用できる年数から毎月積立額を算出して目安にしましょう。新NISAなら、毎月最大10万円までつみたて可能です。
目標金額÷(毎月積立投資できる金額×12ヶ月)=運用できる年数
毎月積立投資する金額 = 目標金額 ÷ (運用できる年数×12ヶ月)
■6|絶賛ほったらかし・筆者の運用状況中間発表!
2024年からの新NISAでは、年間投資可能額(年間投資枠)が、つみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円に拡大されています。※旧NISAでは、マックス年額40万(月額 3万3千円)
さらに、両枠の併用により、毎年360万円までの投資が可能になりました。
筆者は、33,333円/月×12月 = 約40万円/年 で運用中です。
筆者は旧NISA時代に積立可能満額月額33,333円で運用していました。 それを新NISAにそのまま引き継いで運用しています。旧制度から放置してるなうです^^;;
8月5日に歴史的な大暴落と謳われるほど、株と為替が軒並み下落しました。Xのポスト界隈では、あまりの下落幅に気絶した!という人が散見・・・。株をまとめて大きな額で購入していた人は、さぞかし肝が冷えたことと思います。そう考えると、やはり「つみたて」最強??
現状、筆者はなんとかプラス運用中! 評価損益プラス24%です。
現状、筆者は2023年3月に始めた旧NISA制度から引き継いで運用中です。現時点で評価損益プラス24%でした。商品は、株式投資の経験値が乏しい筆者、これなら大丈夫だろうと全米株(アマゾンやアップルなど)を買っています。。。(←勉強しろ)右肩上がりでこのままいってくれますように☆
■7|まとめ
いかがでしたか。国が後押しする資産形成制度NISA。早めに始めて長い期間コツコツ続けるのが吉かと。買う商品に迷っても筆者のように直感的に始められるのも良いところ。手順を下にまとめてみました。とりあえずやっとこNISA!
(1)ネット証券会社でNISA口座を開設する
(2)毎月つみたてる額を決める
(3)NISA口座で取り扱う商品の中から、買う商品を決め発注する
(4)機械的に運用を続ける
NISA口座を開設し発注した後は、筆者大好きほったらかしでの運用です。運用益は非課税で、預金同様いつでも引き出し可能な金融資産になります。じわじわと資産を養っていきましょう。