― FX収入600万円・現役越えした今、真剣に向き合った話 ―
こんにちは、元地方公務員で現在は専業FXトレーダーの「あかへび」です。
2025年は、ついに FX収入が600万円を突破し“現役越え” を達成しました。
(詳しくは → <リンク:退職後にFX収入が現役時代を超えた理由>)
しかしその喜びと同時に、ひとつの現実が立ちはだかることになります。
はい、税金です。
💬「え、600万稼いでも、そんなに取られるの…?」
と私自身が一番衝撃を受けました。
今回は、個人投資事業の決算を前に
・FXの税金はいくら?
・損出しって本当に得なの?
・専業FXトレーダーとしてどう判断したのか?
を、あかへび視点で徹底的に整理してみました。
FXの税金はいくら?【結論:一律20.315%】
FXの利益には、株とは別カテゴリーの
申告分離課税 20.315% が一律でかかります。
では、2025年の私の場合はどうか?
600万円(利益) × 20.315% = 1,218,900円
なんと 121万8,900円。
💬「うそでしょ!? 税金だけで120万!?」
(←これ、計算した瞬間の私の心の声)
手元に残るのは約478万円。
税金って、本当に静かに重たくのしかかってきます。
ここで浮上した“損出し”という考え方
FXを専業でやっていると、必ず直面する悩みがこれ。
評価損が資金を“拘束”してくる問題。
FXの場合「損出し=節税テクニック」というよりも、
“資金拘束を解消するための戦略” に近いと最近強く感じています。
まずは基本から。
損出しとは?損切りと何が違う?
よく聞く「損出し(損だし)」とは…
✔ 含み損のポジションをいったん決済して
✔ 損失を確定し、
✔ 利益と相殺して課税額を減らす
という方法。
ただしポイントはここ👇
⇒ 売却後にすぐ買い戻すので、ポジションが消えるわけではない
(=損切りとは別物)
FXで損出しは得?損?|600万円利益×600万円含み損で比較
次の場合で考えてみます。
- FX利益:600万円
- 評価損:600万円
これを損出しした場合・しない場合で比較すると…
| 比較軸 | A:600損出し | B:300損出し | C:しない |
|---|---|---|---|
| 税金 | 0円 | 約60万円 | 約120万円 |
| 手残り | 0円 | 240万円 | 480万円 |
| 評価損解消 | 最大 | 半分 | 最小 |
| 資金の自由度 | 最大 | 中 | 低 |
| 翌年の収益力 | 最大化 | やや低い | 低い |
| レバレッジ | 劇的改善 | 微改善 | 高いまま |
| 専業としての安定性 | 高い | 中 | 低 |
これを見ると、
「損出ししたら手残りゼロじゃん!
税金払って480万残る方がよくない?」
と感じる方もいるはず。
ですが――ここが落とし穴。
損出しの本質は「節税」ではなく「資金の解放」
評価損は、資金を“拘束”している鎖のようなものです。
損出しをして損を確定させると、
この拘束がゼロになり、次のメリットが生まれます。
✔ レバレッジが一気に下がり安全性アップ
✔ 余力が増え、翌年の収益力が強化
✔ 新しい通貨に乗り換える選択肢が増える
✔ FX以外の資産運用(NISAなど)にも回せる
✔ 精神的な余裕が戻る(←めっちゃ大事)
専業FXの場合、
「いま生き残ること」
「来年さらに稼ぐこと」
この2つの両立が最重要です。
※もちろん評価損をなくすことも大事・・・
では何を損出ししたのか?(通貨別の判断)
私の主力口座「セントラル短資FX」では、
めがねこFR方式で以下3通貨ペアを手動リピートで運用しています。
- USD/CHF
- AUD/NZD
- NZD/USD
しかし今、 想定レンジ外へ逸脱。特にUSD /CHFの振り幅はひどい・・・

そのため…
- USD/CHF → レンジ外+レバ高 → 損出し候補
- AUD/NZD → トレンド余地あり → 継続
- NZD/USD → 反発余地あり → 継続
AUD/NZD と NZD/USD は、
ポジションは残しつつ スワップだけ決済する“スワップ振替” を活用していきます。
(※これめちゃ便利。セントラルさんありがとう。)
あとは実行あるのみ。月次報告で“リアルな数字”公開します
最終的に私がどれだけの損出しを行ったのか?
これは 12月月次報告(1月初旬公開) で
リアルな数字を完全公開します。
専業FXの“資金戦略のリアル”を知りたい方は、ぜひお楽しみに。
💬「損出しで何が変わるのか?
来年はどう戦うのか?」
そのあたり、全部さらけ出します。
結論(この記事の要点)
- FXの税金:一律20.315%(600万利益なら121万円)
- 損出しは「節税テク」ではなく
資金解放&翌年の収益力強化のための戦略 - 専業FXほど損出しの影響が大きい
- 今回は“ポジションシフト+損出し+NISA余力確保”が最適解
- 詳細は来月の運用レポートで公開予定!
この“損出しで解放した資金”をどう活かすか?
私はその答えを【NISAメジャーリーダー戦略】で実践しました。
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